音声ファイルが大きくなる理由
非圧縮の音声のサイズは「サンプリングレート×ビット深度×チャンネル数」で決まる単純な計算です。3分のステレオマスターなら扱えますが、ステムやマルチトラックのセッションになるとすぐに何倍にもなります。
| 形式 | 1分あたり | 4分の曲 |
|---|---|---|
| 16bit/44.1kHzステレオ(CD品質) | 約10.6MB | 約42MB |
| 24bit/48kHzステレオ | 約17.3MB | 約69MB |
| 24bit/96kHzステレオ | 約34.6MB | 約138MB |
| 32bit float/96kHzステレオ | 約46MB | 約184MB |
| 24bit/48kHzセッション、モノラル48トラック | 約415MB | 約1.7GB |
| 参考:MP3 320kbps | 約2.4MB | 約10MB |
24bit/96kHzでマスタリングしたアルバムは数GB、1曲分のステムで1GBを超えることもあり、別トラックで収録したポッドキャスト1シーズンは数十GBに簡単に達します。メールは1通約10〜35MB(2026年10月時点)で止まり、CD品質の曲1曲がやっとです。
音質を落とさずに音声ファイルを送るには
音質が落ちるのは、サービスがファイルを再エンコードするときです。メッセージアプリは音声を非可逆形式に変換することがあり、配信プラットフォームはアップロードを変換します。よくできたMP3でも、ミックスやマスタリングに必要な情報は失われ、取り戻せません。ルールは単純で、書き出したファイルをそのまま、手を加えない経路で送ることです。Transfrはファイルをバイト単位でそのまま保存して届けるので、32bit floatのWAVは32bit floatのWAVのまま届きます。
ステップ 1
書き出してファイル名を付ける
ステムは同じ開始位置から書き出し、曲名、パート、テンポ、サンプリングレートがわかる名前を付けます(例:「Song_Bass_120bpm_48k.wav」)。
ステップ 3
フィードバックにはコメントをオン
聴く人はトラックの正確な時間にメモを残せます。例:「1:42でボーカルが大きすぎる」。
ステップ 4
リンクを送る
いつものチャットに貼るか、アーティスト、プロデューサー、ミックスエンジニア、レーベルなど最大10人にメールします。
トラックを元の音質のまま送る
WAV、AIFF、FLAC、セッションを100GBまで無料で。
ダウンロード前に聴いてコメントする
ダウンロードページでは音声ファイルをブラウザで再生できるので、アーティストは1GBのステムをダウンロードせずに、スマホで新しいミックスを聴けます。コメントをオンにすると、一時停止してメモを書けば、そのコメントがトラックのその時点に紐づきます。クリックすると同じ秒に戻ります。新しいコメントが届くたびにメールでお知らせします。
WAV、AIFF、FLAC、何で送る?
| 形式 | 音質 | サイズ | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| WAV / AIFF | ロスレス、非圧縮 | 最大 | ステム、セッション、マスタリング用のマスター |
| FLAC / ALAC | ロスレス、圧縮 | WAVの約半分のことが多い | 保存用、完成した曲の納品 |
| MP3 / AAC | 非可逆 | 小さい | 確認用の試聴、プレビュー |
相手が何を求めているか確認しましょう。ミックスやマスタリングのエンジニアは、通常セッションと同じサンプリングレートのWAVかAIFFを求め、アップサンプリングはしません。配信事業者やレーベルには独自の納品仕様があります。100GBまで送れるリンクなら容量は制約にならないので、収まるものではなく、仕事に必要なものを送りましょう。
ステムとセッション一式を送る
- ステム: 途中から始まるパートでも、すべて1小節目から書き出すと、読み込んだときにそろいます。
- セッション: DAWの「ファイルを収集」や「コピーを保存」機能を使い、プロジェクトで使うすべての音声ファイルを1つのフォルダに集めてから、そのフォルダを送ります。
- テンポとキー: ファイル名か転送のメッセージに書いておきます。
- ZIPにするかどうか: WAVはZIPで少し小さくなりますが、相手が受け付けるならFLACのほうがずっと効果的です。セッションはフォルダのままで大丈夫です。Transfrは階層を保ち、「すべてダウンロード」で同じ構成のZIPが1つ届きます。「フォルダを送る」をご覧ください。
ポッドキャスト、オーディオブック、フィールド録音
話し言葉の作品は、密度より長さで大きくなります。4本のマイクで24bit/48kHz収録した1時間のポッドキャストは、編集前のモノラルトラックで約2GB。章ごとに納品するオーディオブックは数GB、マルチトラックレコーダーでの1日分のフィールド録音はメモリーカードをいっぱいにします。
- 編集担当は、エピソードごとに整理した生のトラックを1回の転送でプロデューサーに送れます。
- ホストは、ゲストのローカル録音をアップロード用リンクで集められ、ゲストにアカウントを作ってもらう必要はありません。「大容量ファイルを受け取る」をご覧ください。
- クライアントは、ブラウザで編集を聴き、「真ん中あたり」ではなくタイムスタンプ付きでメモを残せます。
お使いの回線で大きなアップロードにどれくらいかかるかは、「10GBを送る」で確認できます。
未発表の音源は非公開に
未発表のアルバムのリンクが流出するのは現実のリスクです。パスワードを設定し、短い有効期限を選び、ダウンロード数を必要な人数に制限しましょう。最も機密性の高い音源にはエンドツーエンド暗号化をオンにします。ファイルはアップロード前にパソコンで暗号化され、Transfrは鍵を保存しません。Transfr Proのダウンロード追跡では、各ファイルがいつどこで開かれ、ダウンロードされたかがわかります。
ミュージシャン、プロデューサー、スタジオ向けの流れは「ミュージシャン向けのファイル転送」で紹介しています。バンドやゲストから録音を集めるなら、ファイルリクエストを作成しましょう。全員が同じリンクにアップロードできます。
バウンスからクライアントまでリンク1本で
ロスレス音声、タイムスタンプ付きフィードバック、100GBまで無料。