ZIPファイルがメールで送れないのはなぜ?
理由は2つあり、重なることもよくあります。1つ目は容量です。2026年10月時点で多くのサービスは1通約10〜35MBが上限ですが、ZIPを作るのはそもそも送るものが多いからです。2つ目はセキュリティのフィルターです。アーカイブはマルウェアを隠す典型的な手段なので、メールサービスは中身を検査し、一部を拒否します。
たとえばGmailでは、.exe、.bat、.js、.msi、.isoなど特定の種類のファイルは、.zipや.tgzなどのアーカイブに入っていても送受信できません。他のアーカイブを含むパスワード付きのアーカイブや、悪意のあるマクロを含む文書もブロックされます。会社のメールサーバーでは、さらに厳しい独自のルールがあることも少なくありません。
| 問題 | よくある表示 | 対処 |
|---|---|---|
| ZIPが添付の上限を超えている | 「添付ファイルが大きすぎます」 | リンクで送る |
| ZIPの中にブロック対象の形式がある(Gmail) | 「セキュリティ上の理由でブロック」 | リンクで送る |
| アーカイブを含む暗号化アーカイブ(Gmail) | ブロック | リンクで送る |
| 会社のフィルターがアーカイブを除去 | 受信時に添付が削除される | リンクで送る |
Transfrはファイル形式をブロックしません。アーカイブ、インストーラー、ディスクイメージ、スクリプトも、ほかのファイルと同じようにアップロードできます。受信者側では、信頼できる相手からのアーカイブだけを開くという基本の注意は変わりません。
Transfrで大きなZIPファイルを送る手順
ステップ 2
アーカイブをドロップする
.zip、.7z、.rar、.tar.gzなどのアーカイブを1回100GBまで追加します。複数のアーカイブや分割ファイル(.z01、.7z.001…)も同じ転送で送れます。
ステップ 3
リンクかメールを選ぶ
リンクをコピーするか、Transfrからメッセージ付きで最大10人にメールを送ります。
ステップ 4
必要ならパスワードを設定する
ダウンロードページにパスワードをかけるか、機密性の高いアーカイブにはエンドツーエンド暗号化をオンにします。
アーカイブを送る
100GBまで、形式は自由、アカウント不要。
そもそもZIPにする必要はある?
多くの場合、必要ありません。ZIPにするのは、メールが個別のファイルしか受け付けなかった時代の名残です。Transfrはフォルダごと受け付けて構成を保つので、写真、動画、文書ならアーカイブにしなくてかまいません。受信者はファイルをオンラインでプレビューし、必要なものだけをダウンロードできますが、ZIPではそれができません。
| 内容 | ZIPによる容量削減 | おすすめ |
|---|---|---|
| JPEG、HEIC、MP4、MOV、MP3 | ほぼなし(すでに圧縮済み) | フォルダのまま送る |
| RAW写真 | わずか | フォルダのまま送る |
| WAV、AIFF音声 | ある程度。FLACのほうが効果的 | そのまま送るか、相手が良ければFLACに変換 |
| テキスト、コード、CSV、ログ、データベース | かなり減ることが多い | ZIPにする |
| リンクを含むプロジェクト(コード、Webサイト、InDesign、CAD) | 場合による | 正確な階層を保つためZIPにする |
フォルダの階層を保つためだけにZIPにする必要もありません。受信者が「すべてダウンロード」をクリックすると、Transfrが送ったとおりのフォルダ構成でZIPを1つ渡します。自分でZIPにするのは、アーカイブそのものが納品物のときか、アーカイブ単位で暗号化したいときだけで十分です。詳しくは「フォルダを圧縮せずに送る」と「送る前にZIPにすべきか」をご覧ください。
4GBを超えるアーカイブ
初期のZIP形式は、4GBを超えるアーカイブや、その中の4GBを超えるファイルを扱えませんでした。ZIP64という拡張でこの制限はなくなり、現在のツール(7-Zip、macOSのアーカイブユーティリティ、Windows、WinRAR)は対応していますが、とても古い解凍ツールでは大きなアーカイブで失敗することがあります。ZIPが壊れていると言われたら、送り直す前に7-ZipやThe Unarchiverを試してもらいましょう。
受け取った側でZIPを開く
標準的なZIPファイルは、Windows、macOS、iPhone(ファイルアプリ)、Android(多くのファイル管理アプリ)で追加のソフトなしに開けます。7zやRARはWindowsなら7-Zip、MacならThe Unarchiverなどのアプリが必要なので、使う場合は転送のメッセージで伝えましょう。分割アーカイブはすべてのパーツが同じフォルダにないと展開できないので、すべてのパーツを同じ転送で送ってまとめておきます。
個別のファイルで送った場合でも、受信者はZIPで受け取れます。Transfrのダウンロードページで「すべてダウンロード」を押せば、フォルダを保ったまま1つのアーカイブにまとめられます。
暗号化ZIPか、暗号化した転送か
パスワード付きZIP(できれば7-ZipやWinZipのAES-256)は、ファイルがどこへ行っても中身を守りますが、受信者には対応するツールが必要で、形式によってはファイル名が見えたままになります。暗号化した転送は、受け渡しそのものを守ります。
- 転送にパスワード: パスワードなしではダウンロードページを開けません。
- エンドツーエンド暗号化: アーカイブはアップロード前にブラウザで暗号化され、ファイル名もサーバーから見えません。「エンドツーエンド暗号化でファイルを送る」をご覧ください。
- 有効期限とダウンロード数の制限: 選んだ日付や回数を過ぎるとリンクは消えます。
ZIPにパスワードをかけてメールで送り、パスワードを別のメールで送る方法は、同じ経路で両方が届くため、盗み見への対策としては弱いとされます。特に機密性の高いデータは、暗号化したアーカイブを、パスワード付きでエンドツーエンド暗号化した転送で送るのが確実です。「ファイルを安全に送る方法」もご覧ください。
大きなアーカイブを送るのにかかる時間
上り50Mbpsなら、2GBのZIPは約5分、20GBのアーカイブは約53分です。100Mbpsならその半分です。回線が切れても自動で再試行され、ページを閉じても6日以内に同じアーカイブを追加し直せば再開できます。「2GB以上のファイルを送る」と「10GBを送る」もご覧ください。
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