Macの標準機能で大容量ファイルを送る方法と、その限界
| 方法 | サイズ | 受け取れる人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| AirDrop | 上限の公表なし | 近くのiPhone、iPad、Mac。Quick Share経由で一部の最近のAndroidも | 近くにいてWi-FiとBluetoothがオンである必要 |
| Apple メールのMail Drop | 1通5GBまで | メールを使う人なら誰でも | リンクは30日間、Mail Dropの上限1TB |
| iCloud Driveのリンク | 自分のiCloud容量(無料5GB) | リンクを持つ人なら誰でも | 削除するまで容量を使う |
| Apple メールの添付(iCloudメール) | 1通20MB | 誰でも | それより大きいとMail Dropに切り替わる |
| 外付けドライブ | ドライブの容量 | 手渡した相手 | Windowsでも読めるフォーマット(exFAT)が必要 |
| Transfrのリンク | 無料で1回100GB、Proは無制限 | どの端末の誰でも | 無料のリンクは最長7日 |
同じ部屋にある自分のApple製品同士なら、AirDropがいちばん速い方法です。Apple メールを使っているなら、5GB未満はMail Dropが手軽です。動画プロジェクト、撮影データ、Windowsを使う受信者、そばにいない人には、転送リンクのほうが汎用的です。
TransfrでMacから大容量ファイルを送る手順
ステップ 2
Finderからファイルやフォルダをドラッグ
ページにドロップします。フォルダは構成が保たれる(エンドツーエンド暗号化をオンにしない限り)ので、サブフォルダのあるプロジェクトも整理されたまま届きます。1回100GBまでです。
ステップ 3
「メール」か「リンク」を選ぶ
メールなら最大10人にダウンロードの案内を送り、リンクならメール、Slack、メッセージ、LINEに貼れるURLができます。
ステップ 4
オプションを設定する
有効期限(無料は1〜7日、Proは最大60日)、パスワード、ダウンロード数の制限、任意のエンドツーエンド暗号化、保存場所を選べます。
ステップ 5
アップロードの完了を待つ
タブを開いたままにします。とても大きなアップロードでは、スリープを防ぎ(電源につなぐ)、有線LANか強いWi-Fiを使いましょう。
ドラッグして、ドロップして、送る
フォルダもファイルも100GBまで、無料・登録不要。
Macからの大きなアップロードにかかる時間
決めるのはMacではなく上り速度です。転送全体のおおよその時間(オーバーヘッドなし)は次のとおりです。
| 転送サイズ | 50Mbps | 300Mbps | 1Gbps |
|---|---|---|---|
| 10GB | 27分 | 4分30秒 | 1分20秒 |
| 50GB | 2時間13分 | 22分 | 7分 |
| 100GB | 4時間27分 | 44分 | 13分 |
長いアップロードでは、MacBookを電源につないでふたを開けたままにするか、システム設定でスリープしないようにします。回線が切れても、Transfrが足りないパートを自動で再送します。実際の速度が低くなる理由は「アップロードが遅い原因」をご覧ください。
MacからWindowsパソコンに大容量ファイルを転送するには
AirDropはWindowsに届かず、Mac用にフォーマットしたドライブ(APFSやMac OS 拡張)は、追加のソフトなしではWindowsで読めません。現実的な方法は3つです。
- リンク: Macでアップロードし、パソコンでリンクを開いてダウンロード。同じ部屋でも世界の反対側でも使えます。逆方向は「Windowsで大容量ファイルを送る」をご覧ください。
- exFATのドライブ: ディスクユーティリティでUSBドライブをexFATにフォーマット(中身は消えます)すれば、macOSとWindowsの両方で読み書きでき、FAT32のような4GBのファイル制限もありません。
- ネットワーク共有: 同じネットワークなら、システム設定でファイル共有をオンにしてWindowsから接続します。自分のパソコン同士には良いですが、他人のパソコンには面倒です。
Windowsユーザーが戸惑うMacのファイル
どの方法で送っても、受け取る側で問題になりやすいMacの習慣がいくつかあります。
- 「__MACOSX」フォルダや「._」ファイルは、Finderの「圧縮」で作ったZIPをWindowsで開くと現れます。害のないMacのメタデータですが、混乱のもとです。ZIPにせずにフォルダのままTransfrで送れば発生しません。
- Pages、Numbers、KeynoteのファイルはMicrosoft Officeでは開けません。先にWord、Excel、PowerPoint、PDFに書き出しましょう(ファイル>書き出す)。
- HEICの写真やHEVC・ProResの.mov動画はMacでは開けますが、古いWindowsパソコンでは追加のコーデックが必要なことがあります。クライアントへの納品には、広く読める形式のコピーも書き出しましょう。「大容量の動画を送る」をご覧ください。
- ファイル名に「/」や「:」があるとmacOSでは問題なくても、Windowsでは使えません。大きなフォルダ構成を送る前に名前を変えておきましょう。
Mac同士で大容量ファイルを転送する
両方のMacが同じ場所にあるなら、AirDropか、新しいMacへの全面移行なら移行アシスタントが自然な選択です。相手のMacが別の場所にいるクライアントや同僚のものなら、リンクを送りましょう。フォルダ構成はそのまま届き、無料アカウントならダウンロードのたびにメールが、ProのSend & Trackなら閲覧と場所がわかります。
MacからAndroidに大容量ファイルを送る
MacにはUSB経由でAndroidスマホの中身を見る標準の方法がありません。いちばん簡単なのはリンクです。Macでアップロードし、スマホのChromeでリンクを開いて必要なものをダウンロードします。スマホ側については「Androidで大容量ファイルを送る」、Appleのスマホについては「iPhoneから大容量ファイルを送る」をご覧ください。
クライアントや機密ファイルのセキュリティ
契約書、医療、財務の書類にはエンドツーエンド暗号化をオンにしましょう。ファイルはアップロード前にMacのブラウザで暗号化され、鍵はリンクの「#」以降にあり、当社のサーバーに保存されることはありません。電話で伝えるパスワードとダウンロード数の制限も加えます。仕組みは「エンドツーエンド暗号化」で、良い習慣は「ファイルを安全に送る方法」で紹介しています。
Macからクライアントに納品するクリエイターの方は、フォトグラファーや映像クリエイター向けのワークフローもご覧ください。
Mail Dropの5GBを超えて
Macからどの端末にも100GBまで無料で送れます。