Discordのファイル上限は、無料アカウントで1ファイル20MBです。2026年8月に10MBから引き上げられました。Discordのサポートページによると(2026年10月時点)、Nitro Basicの加入者は50MB、Nitroの加入者は最大1GBまでアップロードでき、ブーストされたサーバーではメンバー全員の上限が50MB(レベル2)または100MB(レベル3)に上がります。
スクリーンショットやミーム、短いクリップなら十分ですが、試合をまるごと録画した動画、MODのパック、プロジェクトのフォルダには足りません。ここでは、すべての上限をひとつの表にまとめ、上限の組み合わせ方、動画がそれでも弾かれる理由、そしてサブスクリプションなしで友だちやコミュニティに大きいファイルを送る方法を紹介します。
Discordのファイルサイズ上限の早見表
| アカウント・サーバー | 1ファイルの上限 | 適用される場所 |
|---|---|---|
| 無料アカウント | 20MB(2026年8月までは10MB) | どこでも |
| Nitro Basic | 50MB | どこでも |
| Nitro | 最大1GB | どこでも |
| サーバーブースト レベル2(ブースト7個) | メンバー全員が50MB | そのサーバーだけ |
| サーバーブースト レベル3(ブースト14個) | メンバー全員が100MB | そのサーバーだけ |
Discordは上限の値をテストし続けているとしており、テスト期間中は一部のユーザーやサーバーで異なる値が表示されることがあります。なお、サーバーブーストのレベル1(ブースト2個)では、アップロードの上限は変わりません。
2026年8月に何が変わった?
Discordは無料のアップロード上限を10MBから20MBに倍増させました。同時に、モバイルでの上限の判定方法も変わり、デスクトップと同じく圧縮する前のサイズで判定されるようになりました。以前のモバイルアプリは、先に圧縮してから判定していました。Discordによると、デスクトップとiOSのユーザーはアップロードしやすくなる一方、Androidのユーザーは上限に引っかかることが増えるかもしれません。Androidスマホの元のファイルは大きくなりがちだからです。
個人の上限とサーバーの上限はどう組み合わさる?
- 個人の上限はどこでも有効:Nitro BasicやNitroの上限は、すべてのサーバー、DM、グループDMで使えます。
- サーバーのブーストレベルは、そのサーバーのメンバー全員に効く:無料ユーザーも含みますが、そのサーバーのチャンネルだけで、DMには適用されません。
- 高いほうが適用される:レベル3のサーバーにいる無料ユーザーは、そこで100MBのファイルを投稿できます。Nitroの加入者は自分のより高い上限のままです。
Discordでプレビューできるファイル形式
Discordはほとんどのファイル形式を添付として受け付けますが、チャット内でプレビューされるのは一部だけです。サポートページには、JPEG画像、PDF文書、MP3音声、MOVまたはMP4の動画が挙げられており、MP4のプレビューにはH.264、HEVC(H.265)、AV1のいずれかのエンコードが必要です。ZIPやプロジェクトファイルなどは、ダウンロード用のカードとして表示されます。複数の画像や動画をまとめて送ると、モザイク状に並んで表示されます。
動画はアップロードできたのに再生されない場合、原因はたいていコーデックです。ProResなど編集用の形式で書き出した動画はとても大きく、プレビューされないことが多くあります。MP4(H.264)に変換すると再生できるようになり、サイズも大きく減りますが、画質は多少落ちます。
自分に適用される上限を確認する方法
ステップ 1
サブスクリプションを確認する
ユーザー設定のNitroの項目で、Nitro、Nitro Basic、またはサブスクリプションなしのどれかを確認できます。
ステップ 2
サーバーのブーストレベルを確認する
サーバーのメニューを開くと、ブーストの状況で現在のレベルがわかります。レベル2なら50MB、レベル3ならそのサーバーの全員が100MBです。
ステップ 3
高いほうの値を採用する
サーバー内で実際に使える上限は、個人の上限とサーバーの上限のうち高いほうです。DMでは個人の上限だけが適用されます。
Discordで「ファイルが大きすぎます」と出る理由
いちばん多い原因は動画です。スマホは標準で4Kや高フレームレートで撮影し、ゲームの録画ツールも高いビットレートで保存するため、1〜2分のクリップでも簡単に100MBを超えます。ほかの原因は次のとおりです。
- モバイルでは圧縮前のサイズで判定される:以前は圧縮後に上限内に収まっていた動画も、いまは弾かれることがあります。
- DMで送っている:DMではサーバーブーストが適用されません。
- Nitroの期限が切れた:上限が20MBに戻ります。
- サイズではなくフィルターで止められた:サーバーのセンシティブなメディアのスキャンなど、コンテンツのフィルターによるブロックです。
DiscordでNitroなしに大きいファイルを送る方法
方法1:ダウンロードリンクを共有する
いちばん簡単な方法は、ファイルを転送サービスにアップロードして、リンクをチャットに貼ることです。Discordでは普通のリンクとして表示され、誰でもクリックでき、Nitroは必要ありません。Transfrなら1回の転送で100GBまで無料、アカウントも不要で、受け取る人はダウンロード前に画像やほとんどの動画をブラウザでプレビューできます。無料プランのリンクは最長7日で期限切れになるので、古いクリップがいつまでも残ることもありません。
ステップ 2
「リンク」を選ぶ
メールではなくリンクを選び、公開サーバーならパスワードも設定します。
ステップ 3
Discordに貼る
チャンネルやDMにリンクを貼ります。メンバーは元の画質のままダウンロードできます。
方法2:動画を圧縮する
HandBrakeなどの無料ツールで、解像度やビットレートを下げて再エンコードすれば、20MB以内に収まることがあります。短いクリップには有効ですが、画質が落ち、動きの速いゲーム映像では特に目立ちます。動画全体を圧縮するより、見せたい場面だけに切り詰めるほうが効果的なことも多いです。画質を重視するなら「動画を画質を落とさずに送る方法」をご覧ください。
方法3:動画サイトにアップロードする
残しておきたいゲーム映像なら、YouTubeに限定公開でアップロードする方法もあります。YouTubeは256GBまたは12時間までのファイルを受け付け(アカウントの確認が済むまでは15分まで)、Discordにはプレーヤーが埋め込まれます。ただしYouTubeは動画を再エンコードし、処理にも時間がかかり、動画以外のファイルには使えません。
方法4:サーバーをブーストする、またはNitroに加入する
コミュニティで大きいファイルをいつも共有するなら、サーバーをレベル3までブーストすればメンバー全員が100MBまで、Nitroなら自分の上限が1GBまで上がります。いずれも有料なので、最新の料金はDiscordアプリで確認してください。国によって異なります。
Discordで送れないファイルを共有
どのチャットにもTransfrのリンクを貼るだけ。100GBまで無料、登録不要、元の画質のまま。
ファイルの種類別おすすめの送り方
| 共有するもの | 目安のサイズ | おすすめの方法 |
|---|---|---|
| スクリーンショット、ミーム、短いGIF | 20MB未満 | そのままアップロード |
| スマホで撮った30秒のクリップ | 20〜150MB | 切り詰めるか、リンクで共有 |
| 試合をまるごと録画した動画 | 1〜10GB | 転送リンクかYouTubeの限定公開 |
| MODのパック、マップ、プロジェクトのフォルダ | 100MB〜50GB | 転送リンク |
| 編集者に渡す撮影素材 | 10〜100GB | パスワード付きの転送リンク |
Discordで共有されたファイルは安全?
どのサービスでも、知らない人からのリンクや添付ファイルには注意が必要です。詐欺師はマルウェアをゲームのMODや「チート」、偽の招待に見せかけることがよくあります。知っている人からのファイルだけをダウンロードし、頼んでいない実行ファイルやパスワード付きの圧縮ファイルは疑い、クリックする前にリンクの本当の行き先を確認しましょう。自分が共有する側なら、パスワードと有効期限でアクセスできる人を限定できます。心がけたい習慣は「ファイルを安全に送るためのチェックリスト」にまとめています。
他のアプリとの比較
Discordの無料の上限は、ファイル共有を前提にしたアプリに比べると小さめです。WhatsAppはドキュメントを2GBまで、Telegramは2GBまで(Premiumなら4GB)、Slackは1ファイル1GBまで送れます。LINEは送れるファイル容量を数値で公表していません。メールはDiscordと同じくらいの規模で、Gmailは25MB、ドコモメールは約10MBです。詳しくは「メール添付の容量上限」と「LINEで送れる容量」をご覧ください。それより大きいファイルにはリンクが共通の答えで、「大容量ファイルを送る方法」と「DiscordでNitroなしに大きなファイルを送る」で詳しく解説しています。