ミュージシャン向け

音楽ファイルを元の音質で送る:ステム、セッション、マスター

音楽ファイルを1ビットも失わずに送りましょう。WAVのステム、セッション一式、マスターを、1回100GBまで無料で。共同制作者はブラウザで音声を再生し、アカウントなしでダウンロードできます。

  • ロスレス:WAV、AIFF、FLACはそのまま届く
  • フォルダを保ってセッションをまるごと
  • ダウンロードページで音声を再生

音楽ファイルはどれくらい大きい?

非圧縮の音声のサイズは単純な計算で、サンプリングレート×ビット深度×チャンネル数です。1分あたりでは次のとおりです。

非圧縮音声(WAVまたはAIFF)の1分あたりのサイズ
形式1分あたり(ステレオ)1分あたり(モノラル1トラック)4分の曲(ステレオ)
44.1kHz、16bit(CD)約10.6MB約5.3MB約42MB
48kHz、24bit約17.3MB約8.6MB約69MB
96kHz、24bit約34.6MB約17.3MB約138MB
MP3 320kbps(非可逆)約2.4MB—約9.6MB

24bitのマスター1曲だけでGmailの25MBを超えます。マルチトラックのセッションはすぐに膨らみ、48kHz/24bitのモノラル48トラックで4分の曲なら、プラグイン、テイク、バウンスを除いても約1.7GBの音声になります。アルバム1枚分のセッションは20〜50GBに簡単に達します。

LINE、メール、配信リンクではだめな理由

  • チャットアプリは音声を圧縮します。 ボイスメッセージやメディアとして送った場合です。WhatsAppはファイルをドキュメントとして送った場合のみ、2GBまで元のまま届きます。「WhatsAppで送る」をご覧ください。
  • メールはサービスによって20〜35MBで止まります。
  • 配信プラットフォームはアップロードを再エンコードするので、聴くにはいいですが、ミックスには使えません。
  • 転送リンクなら、どのサンプリングレートでも正確なファイルが届き、誰でも使えます。

ステムやセッション一式を送る手順

  1. ステップ 1

    バウンスするか、セッションを収集する

    ステムは1小節目から書き出してそろうようにするか、DAWの「別名で保存」や収集機能で、すべての音声ファイルをプロジェクトフォルダに集めます。

  2. ステップ 2

    わかりやすく名前を付ける

    曲名、テンポ、キー、サンプリングレートをフォルダ名に入れておけば(例:「Night Drive 122bpm Am 48k」)、質問が1往復減ります。

  3. ステップ 3

    フォルダをアップロード

    transfr.meにドラッグします。フォルダはそのまま、無料プランで1回100GBまで。

  4. ステップ 4

    リンクを設定

    有効期限は1〜7日、未発表の音源にはパスワード、transfr.me/nightdrive-stemsのようなカスタムリンクも。

  5. ステップ 5

    送信する

    最大10人(ミックスエンジニア、プロデューサー、レーベルの担当者)にメールで送るか、どこにでもリンクを貼ります。

ステムを元の音質で送る

100GBまで無料、フォルダもそのまま、ミックスエンジニアのアカウント不要。

音楽ファイルを送る

ダウンロード前に聴く

ダウンロードページでは音声ファイルをブラウザで再生できるので、レーベルの担当者やクライアントは何GBものステムをダウンロードする前に、デモやミックスを聴けます。ブラウザが対応する形式(MP3、WAV、AAC、たいていはFLACも)はそのまま再生され、それ以外は普通にダウンロードされます。ステムと一緒に、ステレオのバウンスかMP3のリファレンスミックスを入れておくのが良い習慣です。

デモとマスターを送る

誰に何を送るか
受信者送るものコツ
レーベルやA&R2〜4曲のMP3かWAV、アートワーク、1ページのプロフィール短くまとめ、7日のリンクにしてフォローする
ミックスエンジニアステムかセッション一式、リファレンスミックス、メモすべてのステムで開始位置とサンプリングレートをそろえる
マスタリングエンジニア元の解像度の最終ミックス、ヘッドルームを残して合意がない限り、ミックスバスでノーマライズやリミッターをかけない
配信事業者やプレス工場マスター、アートワーク、メタデータ先方の仕様に正確に従う。専用のアップロード窓口を求めるところも
MVの監督マスター、編集用のステム、歌詞フォルダ名にBPMを入れる

ProのSend & Trackなら、受信者がページを開いたか、プレビューを再生したか、各ファイルをダウンロードしたかがわかり、フォローのメールを送るタイミングがつかめます。「ダウンロード通知と追跡」をご覧ください。

共同制作者からファイルを受け取る

リモートのセッションでは、リスボンのギタリスト、モントリオールのボーカリスト、近所のドラマーからファイルが戻ってきます。ファイルリクエストのリンクを1本共有すれば、それぞれがアカウントなしで100GBまでアップロードでき、ファイルが届くとメールが来て、テイクの締め切りも設定できます。届いたファイルは7日間保管されるので、届いたらプロジェクトフォルダに移しましょう。

スマホで録ったアイデア

曲のアイデアは、リハーサル中のボイスメモやスマホの動画から始まることがよくあります。メッセージアプリはそうした録音を圧縮してしまい、プロデューサーがボーカルをサンプリングしたいときに困ります。スマホのブラウザでtransfr.meを開き、「ファイル」(iPhoneのボイスメモは共有や保存ができます)やAndroidの録音フォルダからメモを追加して、リンクを送りましょう。ファイルは録ったままの元の形式で届き、そのままセッションに入れられます。「iPhoneから大容量ファイルを送る」をご覧ください。

スタジオやプロデューサーへ:ページに自分の名前を

有料でアーティストにミックスを納品するなら、Proですべてのダウンロードページにスタジオのロゴと背景の画像や短い動画を、自分のサブドメインやドメインで表示できます。リンクは最長60日なので承認に時間のかかるアーティストにも合い、転送にサイズ制限がないのでアルバムのセッションまるごとにも対応します。最大10人のチーム(エンジニア、アシスタント)が同じブランドと共通のスペースを共有できます。

未発表の音楽を非公開に保つ

流出の多くは、長く残りすぎた、あるいは遠くまで出回ったリンクから起こります。先行コピーには、SMSで伝えるパスワード、短い有効期限、ダウンロード1回の制限を使いましょう。いちばん機密性の高い素材には、エンドツーエンド暗号化でアップロード前にブラウザでファイルを暗号化します。鍵はリンクの中にあり、当社のサーバーに保存されることはありません。「ファイルを安全に送る方法」をご覧ください。

音声の形式やサイズの一般的なアドバイスは「音声ファイルを送る」を、MVも納品するなら映像のワークフローを紹介する「映像クリエイター向け」をご覧ください。

まずは誰かに渡す予定の次のステムから始めましょう。フォルダ1つ、リンク1本、リファレンスミックスを添えて。共同制作者がブラウザでミックスを聴き、ステムを一度に取り込めたら、もうファイルを分割する生活には戻れないはずです。

デモからマスターまで、手を加えずに

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