2026年10月時点で、WeTransferの無料プランで送れる容量は、直近30日間で合計3GBまたは10回までで、どちらか先に達した時点で上限になります。WeTransferの料金ページとヘルプセンターによると、無料の転送は最大3日間ダウンロードでき、送信には無料アカウントが必要で、プランは個人の非商用利用に限られています。
「無料で2GBまで、7日間保存」という以前の条件を覚えている方も多く、納品の途中で新しい制限に気づいて驚くことがあります。この記事では、それぞれの制限をわかりやすく説明し、30日間の枠が実際にどう効くかの例、有料プランで変わること、新しい制限が合わない場合の無料の代わりのサービスを紹介します。
WeTransfer無料版の容量と制限の一覧
| 項目 | WeTransfer Free | 実際の意味 |
|---|---|---|
| 容量 | 直近30日間で合計3GB | 3GBの転送を1回すると、その期間の枠を使い切る |
| 転送回数 | 直近30日間で10回 | 10回か3GBか、先に達したほうで上限 |
| 保存期間 | 最大3日 | 相手は3日以内にダウンロードする必要がある |
| 送信時のアカウント | 必要(2024年11月から) | 受け取る側は不要 |
| 用途 | 個人の非商用利用 | 仕事の納品は有料プランの対象 |
| パスワード保護 | 利用可 | 無料を含むすべてのプランで利用可(WeTransferの無料プランのページ) |
| メールでの送信先 | 1回の転送で最大10件 | リンクのダウンロード人数に制限はない |
| アップロード速度 | 有料プランと同じ | WeTransferによると無料版の速度制限はない |
3GBと10回の制限はどう数えられる?
ポイントは「直近30日間」という数え方です。WeTransferは毎月1日に枠をリセットするのではなく、その時点から見た過去30日間を見ています。転送はそれぞれ、送った日から30日間だけ枠に数えられ、その後は外れて、その分の枠が戻ってきます。
| 日付 | 転送 | 直近30日間の使用量 | 送れる? |
|---|---|---|---|
| 3月1日 | 1.2GB | 1.2GB・1回 | 送れる |
| 3月10日 | 1.5GB | 2.7GB・2回 | 送れる |
| 3月20日 | 0.6GB | 3.3GBになってしまう | 送れない(3GB超過) |
| 3月31日 | 0.6GB | 2.1GB(3月1日の転送が枠から外れた) | 送れる |
つまり無料プランは、写真のアルバムをいくつか、書類一式、短い動画といった、ときどきの個人的な送信向けです。4GBの動画1本や、取引先への納品が続く1週間には足りません。3GBでどれくらい送れるかは、スマホの写真(1枚2〜6MB)なら500〜1,500枚程度、フルHD動画(1分約60MB)なら50分ほどが目安です。容量の考え方は「1GBは何MB?ファイルサイズの目安」で詳しく解説しています。
よくある3つの勘違い
- 「毎月1日に枠がリセットされる」:されません。枠は日々移動するため、過去の転送をそれぞれいつ送ったかが重要です。
- 「1回3GBまでなら何回でも送れる」:3GBは30日間の合計で、無料の転送すべてで共有されます。
- 「ZIPに圧縮すれば制限内に収まる」:写真、動画、多くのPDFはもともと圧縮されているので、ZIPにしてもほとんど小さくなりません。「ZIPに圧縮して送るべき?」をご覧ください。
WeTransfer無料版の有効期限は何日?
無料の転送がダウンロードできるのは最大3日間です。それを過ぎるとダウンロードリンクは使えなくなり、相手には期限切れのメッセージが表示されます。相手がファイルを待っているなら3日で十分ですが、週に一度しかメールを見ない取引先や、週末をはさむ場合には短めです。有料プランでは保存期間が延び、上位プランでは期限を自由に設定したり無期限にしたりできます。
期限切れを防ぐには、ファイルを送ったことと期限を相手に伝える、月曜にしか見ない相手には金曜の夕方に送らない、リンクに頼らずパソコンにダウンロードして保存してもらう、といった工夫が有効です。相手にいつももっと時間が必要なら、無料でも保存期間が長いサービス、たとえば7日間のTransfrや最大30日のSwissTransfer、最大100日のギガファイル便を選べば、「もう一度送ってもらえますか?」というやり取りを減らせます。
WeTransferの利用にアカウント登録は必要?
送る側は必要です。WeTransferは2024年11月から、すべての送信者にアカウントを求めています。受け取る側は不要で、リンクをクリックしてダウンロードするだけです。無料アカウントの作成は1分ほどですが、たまにしか送らない場合や、今すぐファイルを送りたい人を手伝う場合には、ひと手間増えることになります。
WeTransfer無料版は仕事に使える?
WeTransferは無料プランを「個人の非商用利用のみ」と説明しています。取引先に成果物を届けるフリーランス、制作会社、企業は、有料プランを使うことが想定されています。ときどきの個人的な送信ではあまり問題になりませんが、無料プランを毎日の納品ツールとして使っていた人には大きな違いです。
3GBでは足りないときは
Transfrの無料プランなら1回の転送で最大100GB。アカウント不要で、月の転送回数の制限もありません。
WeTransferの有料プランで変わること
| プラン | 月額 | 容量 | 保存期間 |
|---|---|---|---|
| Free | 0ユーロ | 30日間で10回または3GB | 最大3日 |
| Starter | 8ユーロ(年払いなら月7ユーロ) | 30日間で10回または300GB | 最大3日 |
| Ultimate | 23ユーロ(年払いなら月19ユーロ) | 転送回数無制限、転送サイズの上限なし | 自由に設定、無期限も可 |
| Teams | 1ユーザー19ユーロ(最低2ユーザー) | チーム向け、最大50人 | 自由に設定 |
| Enterprise | 見積もり | 50人以上、SSO、エンドツーエンド暗号化 | 自由に設定 |
料金は国や通貨によって異なり、ときどき改定されるため、契約前に日本から見たWeTransferの料金ページで確認してください。なお、Starterは容量が増えるだけで、10回という回数制限と3日という保存期間は変わりません。
無料版の上限に達するとどうなる?
- 次の転送ができなくなります。過去の転送が30日間の枠から外れるか、有料プランにアップグレードするまで待つ必要があります。
- 残りの枠より大きい転送は待つことになり、3GBを超える転送は、最近何も送っていなくても無料プランでは送れません。
- 期限切れの転送は無料プランでは消えてしまいます(期限切れの転送の復元はUltimateの機能)。もう一度送る必要があり、その分も枠に数えられます。
WeTransferの代わりになる無料サービス
| サービス | 1回に送れる容量 | 保存期間 | 送信時のアカウント | その他の制限 |
|---|---|---|---|---|
| Transfr | 100GB | 最大7日 | 不要 | 転送回数無制限 |
| WeTransfer | 30日間で合計3GB | 最大3日 | 必要 | 30日間で10回、非商用 |
| ギガファイル便 | 1ファイル300GB、個数無制限 | 最大100日 | 不要 | 無料版は広告表示 |
| SwissTransfer | 50GB | 1〜30日 | 不要 | 1ファイル最大250ダウンロード |
| Smash | 2GB超も受付(順番待ち) | 最大7日 | 不要 | 2GB超は有料ユーザーの後に処理 |
| TransferNow | 5GB | 最大7日 | 不要 | パスワード付き |
| Filemail | 5GB | 最大7日 | 不要 | 24時間で2回まで |
| Dropbox Transfer(Basic) | 2GB | 7日 | 必要(Dropboxアカウント) | Basicはパスワードなし |
どのサービスにも一長一短があります。安全性や広告、大きなファイルの扱いまで含めた詳しい比較は「無料のファイル転送サービスおすすめ比較」で、WeTransferとの直接比較は「WeTransferの代わりにTransfrを使う」で、公式の数字だけを手早く確認したい場合は「WeTransferの制限まとめ」でまとめています。
目的別のおすすめは?
- ときどき個人的なファイルを送るだけで、月3GB以内:WeTransfer Freeで十分です。相手が3日以内にダウンロードできれば問題ありません。
- 3GBを超えるファイルを、アカウントなしで送りたい:上限の高い無料サービスを選びましょう。Transfr(100GB)やSwissTransfer(50GB)、ギガファイル便(1ファイル300GB)などです。
- 取引先への定期的な納品:どのサービスでも有料プランが向いています。TransfrのProなら1回の転送サイズの上限がなくなり、ファイルを最大60日間保存でき、ダウンロードの追跡や独自のブランディングも使えます。
- 機密性の高いファイル:パスワード保護とエンドツーエンド暗号化があるサービスを選びましょう。「ファイルを安全に送るチェックリスト」も参考になります。
- 大きな動画の納品:どのサービスを使う場合でも、まず「アップロード時間の目安」で所要時間を見積もっておきましょう。