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Google ドライブとギガファイル便、どちらで送るべき?

クラウドストレージは保存して一緒に使うファイルのため、転送サービスは届けるファイルのためのものです。Google ドライブとギガファイル便、WeTransfer、Transfrを場面ごとに比べました。

Transfrチーム

Google ドライブは、保存して更新し、ほかの人と長く一緒に使うファイルに向いています。ギガファイル便やTransfrのようなファイル転送サービスは、ファイルを一度届けるためのもので、自分の保存容量を使わず、リンクは期限が来ると自動で切れます。どちらもリンクを送る点は同じですが、目的が違うため、選び方を間違えると保存容量、手間、プライバシーのどれかで損をします。

この記事では、実際に差が出るポイント、2026年10月時点の公式情報をもとにした比較表、そして場面ごとの使い分けを紹介します。

いちばんの違い:「保存」か「届ける」か

Google ドライブ、OneDrive、Dropboxはクラウドストレージです。ファイルは削除するまでそこに残り、共有は多くの機能の1つにすぎず、すべてが自分の保存容量にカウントされます。転送サービスは配送です。アップロードし、相手がダウンロードし、決めた期間が過ぎるとファイルは消えます。前者は書類棚、後者は宅配便のようなものです。

Google ドライブとギガファイル便、Transfrの比較

無料で使う場合の比較(2026年10月時点、各社公式サイトより)
Google ドライブギガファイル便Transfr(無料)
主な目的保存、同期、共同作業ファイルを届けるファイルを届ける・受け取る
無料の容量15GB(Gmail・Googleフォトと共有)容量無制限(1ファイル300GBまで、個数無制限)1回100GBまで、転送回数は無制限
1ファイルの上限最大5TB(保存容量の範囲内)300GB1回100GBまで
送信者のアカウントGoogleアカウントが必要登録不要登録不要
受信者のアカウント「リンクを知っている全員」なら不要不要不要
リンクの期限共有を変更するか削除するまで3日〜100日から選択1〜7日(Proは最大60日)
リンクのパスワードなしダウンロードパスワード(4桁の半角英数字)あり
エンドツーエンド暗号化なし(通常のドライブ)公式サポートページに記載なしあり(任意、無料)

出典:Google ドライブとGoogle Oneのヘルプ、ギガファイル便の公式サイトとよくある質問、Transfrのプラン。Google ドライブの共有の選択肢は、個人用アカウントか、仕事用・学校用アカウントかによって変わります。

Google ドライブが向いている場面

  • 共同編集する書類: 複数の人が編集するGoogle ドキュメント、スプレッドシート、スライド。
  • 更新し続けるファイル: 同じリンクがいつも最新版を指します。
  • 長く使う共有フォルダ: チームのブランド素材や、家族の写真アーカイブ。
  • 全員がGoogleを使っている: 相手ごとの権限を簡単に管理できます。

ギガファイル便などの転送サービスが向いている場面

  • 一度きりの受け渡し: 取引先への動画、印刷会社への写真、取引先へのプロジェクト一式。
  • 大きなファイルと空きの少ないドライブ: 40GBの納品データは無料のクラウド容量をほとんど使い切ってしまいますが、転送なら容量を使いません。
  • 社外の相手: 「アクセス権をリクエスト」のやり取りも、アカウント作成も不要です。
  • 標準でプライバシーを守れる: リンクは期限が来ると切れ、ファイルは自動で削除されるので、消し忘れがありません。
  • 機密ファイル: パスワード、ダウンロード回数の制限、エンドツーエンド暗号化を使えるサービスもあります。

ドライブを圧迫せずに届ける

登録不要で、1回100GBまで無料。リンクは期限が来ると自動で切れます。

無料で送る

ギガファイル便の特徴とパスワードの桁数

ギガファイル便は、日本でよく知られた無料のファイル転送サービスです。公式サイトによると、ユーザー登録なしで使え、1ファイル300GBまで、ファイルの個数に制限はありません。保持期限は3日、5日、7日、14日、30日、60日、100日から選べ、期限が過ぎると自動で削除されます。広告なしで使える有料プランもあり、スタンダードが月198円、プレミアムが月999円(いずれも税込)です。

アップロード時には任意で「ダウンロードパスワード」を設定でき、公式サポートページでは4桁の半角英数字と案内されています。パスワードは再発行できず、ファイルを消すための「削除キー」も運営側では管理・再発行していないため、どちらも控えておく必要があります。

ギガファイル便の安全性はどう考える?

転送サービスの安全性は、サービス名よりも「使える保護」と「使い方」で判断するのが確実です。目安は、パスワードの長さ、有効期限の短さ、ダウンロード回数の制限、エンドツーエンド暗号化の有無の4つです。たとえば、内閣官房 国家サイバー統括室のサイトに掲載されているコラムでは、ファイルの暗号化に使う暗号キーは英大文字・小文字・数字・記号を使って15桁以上が推奨されています。

日常的な受け渡しなら、どのサービスでも短い保持期限を選ぶだけで十分なことが多いでしょう。個人情報や契約書など機密性の高いファイルなら、長いパスワード、短い有効期限、ダウンロード回数の制限、エンドツーエンド暗号化を組み合わせられるサービスを選び、パスワードはリンクとは別の手段で伝えましょう。設定の考え方は「パスワード付きリンクと有効期限」で詳しく紹介しています。

Google ドライブで共有するときの落とし穴

ドライブの共有は高機能ですが、それが弱点にもなります。Googleのヘルプによると、「リンクを知っている全員」に設定すると、リンクを知っている人はGoogle アカウントにログインせずにファイルを開けるため、転送されたリンクも誰にでも使えます。また、リンクで共有すると、共有した人の名前とメールアドレスがファイルのオーナーとして表示されます。「制限付き」にすると追加した人しか開けず、社外の相手とは、Google アカウントへのログインや「アクセス権をリクエスト」のやり取りが起きがちです。

アクセスの有効期限は設定できますが、対象となる仕事用・学校用アカウントに限られます。さらに、ファイルはドライブに残るので、整理するまで15GBの容量を使い続け、忘れられがちです。Gmailも関係します。25MBを超える添付ファイルは、自動的にGoogle ドライブのリンクに置き換えられるため、意識しないままドライブから共有している人も少なくありません。詳しくは「メールの添付ファイルの容量上限」と「Gmailで大容量ファイルを送る」をご覧ください。

Google ドライブで安全に共有する手順

  1. ステップ 1

    全員ではなく、相手を指定して共有する

    個人情報や機密ファイルは、メールアドレスで相手を追加する「制限付き」にします。「リンクを知っている全員」は、転送されても問題ないファイルだけにしましょう。

  2. ステップ 2

    いちばん低い権限を選ぶ

    納品なら「閲覧者」で十分です。オーナーは、閲覧者やコメント可の人がダウンロード、印刷、コピーできないように設定することもできます。

  3. ステップ 3

    使えるなら有効期限を設定する

    対象となる仕事用・学校用アカウントでは、特定の相手と共有するときに有効期限を追加できます。

  4. ステップ 4

    終わったら共有を解除する

    相手が受け取ったら、アクセスを削除するか共有フォルダからファイルを移動し、保存容量も空けておきます。

大きなファイルのサイズ・速度・上限

Google ドライブは1ファイル最大5TBまでの大きなファイルを扱え、Google Workspaceのドキュメントには、ユーザーごとに24時間で750GBまでというアップロード上限も記載されています。ただし無料アカウントでは、実際の上限は保存容量です。長い4K動画1本で15GBが埋まることもあります。アップロード速度はどのサービスでも同じ制約で、ツールではなく回線で決まります。目安は「アップロード時間の計算」で、遅いときの対処は「上り速度が遅い原因」で紹介しています。転送リンクなら、アップロードは1回だけで、受信者はそれぞれの回線でダウンロードでき、自分の保存容量も使いません。

WeTransfer、ギガファイル便、Transfrはどう違う?

転送サービスの無料プランは、サービスによって大きく異なります。WeTransfer Freeは30日間で10回または合計3GBまで、ファイルの保持は最大3日で、送信にはアカウントが必要です。ギガファイル便は登録不要で1ファイル300GBまで、保持期限を最大100日まで選べます。Transfrの無料プランは登録不要で1回100GBまで、月の転送回数に上限はなく、保持期間は最大7日で、パスワード、ダウンロード回数の制限、エンドツーエンド暗号化も無料で使えます。詳しくは「WeTransferの無料プランの容量」と「無料のファイル転送サービスの比較」を、Google ドライブとの直接の比較は「ファイル送信でGoogle ドライブの代わりに」をご覧ください。

DropboxやOneDriveは?

考え方は同じです。OneDriveの無料プランは5GBで、1ファイル250GBまで扱えます。Dropbox Basicの保存容量は2GBで、Dropbox Transferで送れるのは2GBまで、Basicプランでは期限が7日で固定され、パスワードは使えません。どちらも保存しておくファイルの置き場所としては便利ですが、無料プランで大きなファイルを一度だけ届ける用途には制約があります。Dropboxとの比較は「Dropbox Transferの代わりになるサービス」をご覧ください。

両方を組み合わせて使う

実際、多くのチームが両方を使っています。作業はドライブで行い、納品は転送リンクで。フリーランスはプロジェクトをドライブで管理し、完成データを転送で取引先に送ります。制作会社は社内の共有フォルダで共同作業し、印刷会社にはパスワード付きで期限のあるリンクで入稿します。Transfrではファイルリクエストで取引先からファイルを集めることもできるので、受け取るファイルでドライブの容量が埋まることもありません。詳しくは「ファイルを受け取る方法」をご覧ください。

受信者から見た違い

受け取る側の体験も比べておきましょう。ドライブのリンクを開くとGoogleの画面が表示され、制限付きのファイルならログインやアクセス権のリクエストを求められることがあります。全員に共有されていればすぐに開けますが、そのリンクはずっと使えます。転送リンクは、ファイルの一覧と一般的な形式のプレビューが並んだダウンロードページを開きます。Transfrでは、フォルダ構成を保ったまま1つのZIPですべてをダウンロードすることも、ファイルごとにダウンロードすることもでき、Proプランならページにロゴ、背景、独自ドメインを入れて、本物の納品だと伝わりやすくできます(「ロゴ入りのファイル転送」)。ITに詳しくない相手ほど、画面が少ないことが問い合わせの少なさにつながります。

使い分けの早見表

やりたいことおすすめ
同僚と書類を共同編集するGoogle ドライブ
取引先に20GBの動画を送る転送サービス
チームが毎週使うフォルダを共有するGoogle ドライブ
機密書類を一度だけ送るパスワードとエンドツーエンド暗号化を使える転送サービス
Googleアカウントを持っていない人に送るどちらでも可。転送ならアクセス権のリクエストが起きない
ずっと保管しておくクラウドストレージ

大容量ファイルを無料で送信

  • 1回の転送につき100 GBまで
  • アカウント不要
  • 暗号化・ヨーロッパでホスティング
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